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2004年5月22日発信

ナカヤトレーディングに御来店の皆様、こんにちわ。原稿が遅くなって、毎度、申し訳ございません。なにしろ、バリですんで、お許しください。

というわけで、ビンタン村取です。正しいグルメの方というのは、喰わず嫌いでは資格がないと思うのですが、いかがなものでしょうか。何でも食べてみて 「これはまったりとおいしい」てな具合にならないといけません。で、バリの屋台料理シリーズの始まりです。でも、これは正しいグルメの方でも、けっこう 勇気がいるかも。だって、バリ島ったら、5つ星ホテルのレストラン(オープン・エア)でさえ、ハエがブンブンですから、正しいローカルの屋台となれば、 お笑い芸人の罰ゲームにも使えそうな衛生状態の悪さです。ま、衛生状態のことをいったら、日本の一流レストランだって、厨房に入ればネズミ、ゴキブリは 当たり前でしょうから、うちの近所のパサール・センゴールのナイトマーケットだって捨てたものではありません。

というわけで、最近のお気に入りは「マル タバ」です。これはバリに定着してまだ新しい、おやつというか夜食のたぐい。オムレツとクレープとお好み焼きを足して3で割ったような食べ物を想像して いただければいいでしょう。店構えは、写真1のような3つの車輪と2本足の人間が押して歩く屋台=カキリマ(カキは足で、リマは5のこと)で売られています。客席は道ばたですね。まず、写真2のような、巨大特製フライパンを使います。だから、ご家庭では難しいものがあります。

生地は小麦粉主体で、卵、バター、もしかしたら練乳な んかも入ってるかもしれません。作り方は、写真3のように、まず生地を薄くのばします。中には頭の上で回すようなパフォーマンスをする売り子もいるみたいですが、このおじさんはしませ んでした。

写真4
 軽く火が通ったところで、具を流し入れます。卵主体で、鶏ひき肉、長ネギのようなワケギのようなものがたっぷり入ってます。

写真5
 生地に火が通ったら、ヘラで包んで裏返して完成。ローカルの方は、超辛い唐辛子をかじりつつ食べますが、私は家に持ち帰り、ブルドッグ・ソースをかけ、ビンタン・ビールと食します。味はオムレツです ね。しいて違いをあげれば、皮がクリスピーかも。お好み焼きより卵の味がはっきりしてます。また、マルタバには、ビアサ(普通)とスペシャルがあって、 具の量が違います。また、チョコレートを使った甘いマルタバもあります。お値段はスペシャルで7000ルピア。ローカルの食べ物にしては高い方ですね。

ま、どんなに不衛生でも、いちおう火が通ったものなら安心かも。って、私の場合はローカルの氷でも平気ですけどね。真のグルメをめざすなら、あなたも挑 戦してね。

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