「無秩序という自由」なんちって、ジャカルタで遊び倒してきました。

ジャカルタはバリ島のあるインドネシアの首都ですよ。知っていますね。じゃがたらイモ、じゃがいもの語源になった町でもありますよ〜。バリ島から飛行機で1時間(って国内線が時間通りに飛ぶはずはないので、プラス待ち時間1時間)。人口は1千万とも2千万ともいわれています。ざっと見た感じ、山手線の内側くらい?って、地方の方にはわかりませんね。大阪市っていうくらいの広さかも。って、もっとわからないですか? んじゃ、できそこないのシンガポール? できそこないの東京、大阪って感じの街でありました。何ができそこないかといえば、公共の交通手段がバスしかないのです。電車や地下鉄などの環状線がない、中央線がない、阪神、阪急電鉄がない。人口が1千万人以上っていうじゃな〜い、のにです! 残念、切腹!(まだ流行ってますか?) 

で、どうなっておるかというと、これが年がら年中大交通渋滞なのですよ。みんなクルマで移動するっきゃない。バイクは少ないっす。きっと暑いからっす。または、貧富の差が激しくて、貧乏人はバイクも買えず、バスのみって感じ。いちおう、首都高みたいな環状線の有料高速道路はあることはあるんですけど、それさえも合流地点で大・渋・滞!「じゃかるた新聞」という、こちらの邦字紙に、ジャカルタのなんとか県人会ゴルフ・コンペのお知らせとかが載っていて、集合午前7時とか書いてあるのを、バッカじゃないのぉ〜と思いつつ見ていたのですが、それくらい早くからやらないと、大・渋・滞!に巻き込まれて、何時に着くかわかんないからだと、ジャカルタに行ってみて気がつきました。バリだったら、午前11時集合、終わってから大カラオケ大会みたいなのも、余裕で、できるんですけどね。

というわけで、ジャカルタという街は、無秩序という自由のなかで、どんどん発展してしまったのですね。でも、道路は広いっすよ。東京は狭いので、大阪並みですね。そんな街に、なんと3万人もの正しいビジネス系日本人が暮らしているのです。トヨタ、スズキ、ヤマハといったクルマ、バイク系は言うに及ばず、貿易、商社、家電、製薬、トイレタリー、セコム、人材派遣などなど、ありとあらゆる業種の方々がいらっしゃるんですね。何しろ、インドネシアは人口2億人の大マーケットですし、天然資源などの材料などの輸入先でもありますからね。となると、まさに「リトル・トーキョー」みたいなところがありまして、そこは、まるで新橋や梅田、キタ、ミナミって感じで、日本人サラリーマンのみなさんが、一日の疲れを焼き鳥なんかで癒しておるのですよ。この暑い国でスーツにネクタイっすよ、驚きましたね。バリのビジネス系日本人で、いつもネクタイしてるのは3人くらいじゃないでしょうか。私なんぞは、短パン、ポロシャツ、サンダルが、チョ〜正装っすよ。

で、ジャカルタに行く前にクギを刺されたっすよ、ちゃんとしたカッコじゃないとダメっすよって。私事で恐縮ですが、私の父も転勤の多いサラリーマンで、国内各地を転々としておりましたが、いまや正しいサラーリマンの方々は、世界の各地に、まるで日本国内に転勤するように、転勤しておるのだなぁ〜と感慨深いものがありました。それに比べ、バリ島は、やっぱスローライフだわ、バリ島に帰ってホッとしている私も、すっかりバリ人なのかと思いました。ま、観光でジャカルタに行く方は、ほとんどないと思いますが、やっぱリゾート・ライフは最高っす。ちなみに、正しいビジネス系日本人が多いのは上海、バンコック、シンガポール、ジャカルタの順だそうです。あ、私がジャカルタで何をしていたか?は、ヒ・ミ・ツ。なにしろ、無秩序という自由な街ですから、何でもアリ!なんですぅ〜。バリ島とたいして変りありません。お値段が安く、しかも質がいいってことですね。

写真左:ジャカルタの巨大モール。こんなのがあっちこっちにいっぱいあります。でも、駅前にはありません。だって、駅がないんだも〜ん(って、少しは駅もあるんですよ)
写真右:ジャカルタの街並。一見、東京?大阪?シンガポール?って感じでしょ。でも、空は排気ガスでどんより証拠。

2005年2月1日
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