日本ではクール・ビズだそうで、みなさ〜ん、ネクタイとってますかぁ?そんな夏でもがんばるおじさんたちのために、バリ島からウォーター・ビズの話です。
(2005年6月6日 発信)
…おっと、これで新たな観光客層がゲットできそう?(by Nakaya)

6月号の表紙はヨラさん(接客業、26才)。バリ在住の日本人では知らない人はいないというカラオケ「マーメイド」のお姉さんです。

20世紀の3大発明のひとつ「カラオケ」は日本発の世界共通語のひとつ。でも、こちらのカラオケは、日本で言うところの「クラブ」といっても、ディスコみたいなウルサイとこじゃなくて、きれいなお姉さんが接客してくれるところです。たいていは個室制になっており、ま、ある程度のおさわりは自由ですが、それ以上のことは禁止!といったら禁止です。

この「マーメイド」は、日本人の経営で写真のようにワンフロアのミュージック・パブと銘打っております(実は奥に個室もあるんですけど、飲んで歌う!それ以上のことは禁止!といったら禁止です)。でも、そこは正しいウォーター・ビズですから、お姉さんたちとお客様の間で、さまざまな駆け引きがなされるのですね。

お姉さんたちは、たいていジャワからの出稼ぎですが、なかにはバリ人もいないことはありません。でも、世間体もあって少ないですね。日本だって、地元でウォーター・ビズに勤めるのは勇気がいるっしょ。このヨラちゃんは、ジャカルタから南東およそ200kmの、衣料品産業やバンドン会議で有名なバンドンの出身です。バリで働き始めてから、もう7年。日本語も話せるし、日本の歌も10曲くらい歌えます。いま一番好きな日本の歌は「亜麻色の髪の乙女」。という感じで、お水の花道ばく進中!

理想のタイプは、お金持ち!いま欲しいものは、クルマ!と、ちょっと調子に乗り過ぎ!ですが、このビジネスのコツはゴマスリと、なかなか、しっかりしております。日本人観光客が多く行くカラオケのお姉さんたちは、日本人の金銭感覚を熟知しておりますが、ローカル・カラオケでは、飲んで歌って約20万ルピア(2〜3千円)、指名料は2万ルピア(2〜300円)くらい。なにしろ、普通のOLで給料は60万ルピア程度。1日1万ルピアもあれば、3食が食べられるという経済状態ですので、チップのあげ過ぎには、くれぐれもご注意ください。

そういえば、空港の荷物受け取り場にたむろするポーターたちが、ちょっと運んだだけで、1000円とか、悪質なヤツは5000円とか請求するトラブルが多発しております。やつらには、5000ルピアから1万ルピアで十分ですので、ポーターを頼む場合は、必ず、迎えのガイドさんのところまで連れて行き、相場の料金を払うようにご注意ください。悪質なやつは、途中の両替所(って、荷物受け取り場の真ん前ですけど)で、不当な請求をして逃げちゃうそうです。直接言うのがコワイ場合は、ポーターの番号を覚えておき、ガイドさんに言えば(運が良ければ)取り返してもらえます。

海外安全情報でした。

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