ちょっと、よんどころない理由で、メディア・プレイヤーとかクイックタイムとか、Mpegとか、動画関係を検索していたところ、VCDという懐かしい言葉にぶつかりました。
VCDとはビデオCDってことで、東南アジアを中心に大活躍中の低画質動画形式であります。もちろん、バリ島でも主役はVCD。こちらにはビデオテープというものがありません!最新DVビデオカメラは売っておるのですが、使ってるローカルを見たことがありません。高いっすからね。
で、動画記録メディアといえば、VCDであります。でも、これって再生専用で、ご家庭ではテレビ番組を録画することができません。ま、PCを使えばできないことはないんですが、そこまでしてもテレビ番組を録画して、あとで見るという習慣は、こちらにはまったくありません!見たい番組があれば、その時間に必ず家に帰って見られる、サービス残業なんてものもありません!
いまでもテレビは家族揃って、またはご近所のみなさんと大勢で見るっていうスタイル。日本のように一家に何台もテレビがあるっていう状況ではありません(日本も昔はそ〜だったんですけどね)。
ま、東南アジアにもその昔はビデオテープがあったんでしょうが、まるで普及しなかったようで、暑いから伸びちゃうのか、経済的理由なのか、さっき言った勤労習慣が主な理由でしょうね。でも、私たち日本人のために、ビデオデッキもよ〜く探すと売っていて、日本からのビデオをみんな楽しみに待っております。
それはともかく、こちらではなにしろVCDが主流で、正規版の映画、ドラマは5万ルピア(約600円)、海賊版コピーは5000ルピア(60円!)、レンタル屋さんもたくさんあって、3日で2500円(30円!)という具合、ほとんどは海賊版でありまして、これがまともに動いた試しがない!
最新映画のひどい海賊版になりますと、画面がゆがんでいて、隅には、なんか影が写り込んでる。何かなぁ〜って思うと、その影が左右に動いたりする。映画館でスクリーンを撮影して、観客の影が映ってるんですなぁ〜。しかも途中で固まっちまって、ほんとうにユルユルな世界。話はそれますが、
この間、ウインドウズのOSがこちらでは、み〜んな海賊版で、政府機関も同じ(一応コンピュータ使ってたりする)。で、マイクロソフトもあきれはて、とりあえず、PC1台に1ドル払えば許してやっか、次ぎ買う時は正規版にしろよってことで決着したそうです。
最近は、DVDも増えまして香港からの海賊版がいっぱい。1万ルピア(120円)で最新ハリウッド映画が手に入ります。でも、日本語字幕(タイ語字幕はあり)も吹き替えもありませんので、ストーリーの3分の1しかわかりません。もっと英語勉強しとけばよかったっす。
DVDデッキは約1万円くらい。安くなったもんですなぁ〜。DVD
レコーダーも台湾製(4〜5万円)がやって来始めましたが、なにしろ、録画して見るっていう習慣がないですからねぇ〜。
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私のソニー製ミニコンポも、しっかりVCD対応。画像はテレビにつなぎます。

VCDディスクをPCに入れるとこんなアイコンが出て、運がいいとクイックタイムで見れます。

VCDは、1時間分しか録画で来ません。日本から送ってもらった6時間ビデオをVCDに落としてもらったら、こ〜んなになっちゃいました(懐かしいテツ&トモ出演のオンエアバトル)。当時は、ビデオデッキ持ってなかったんですぅ。
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