すいませ〜ん!今月の表紙の子もマーメイドのおねえちゃんでした。
(村取さん!ハマってますね by NAKAYA)
というわけで、今週のお題は「寿司」こっちに土用の丑の日はないもんで。
(2005年7月6日 発信)


「バロン・ダンサー」(ネーミングだけバリ風)。
頭とシッポはロブスターですが、胴体部分はアナゴさんですな。7万8千ルピア。

私の好きなウエッブ・コラムに植木不等式さんのなんとかっつうのがあって(すいませ〜ん、実にいい加減。朝日新聞のアスパラクラブっての中にあります)、以前、『ベニスに寿司』っていうタイトルで、全世界にはスシという名のとんでもないスシが大手を振って通ってるっていう話が載ってたんですが、料理人やレストラン関係、グルメ評論家のみなさんが言うところの「ジャパニーズ・フュージョン料理」というやつでんな。

これで検索すると、正しい評論および現在の状況がおわかりいただけるって、フュージョン料理とは何だぁ〜?といえば、無国籍料理ってことらしいですよ。和食をベースにした無国籍料理。で、論より証拠。写真がスシという名のとんでもないスシのみなさんたちです。

もちろん、バリ人がこんな革命的なものを作れるはずがなく、ルーツをたどっていくとニューヨークにたどり着くらしいです。で、いちばん立派なやつが「バロン・ダンサー」(ネーミングだけバリ風)。頭とシッポはロブスターですが、胴体部分はアナゴさんですな。7万8千ルピア。

またまた手抜きで申し訳ありませんが、メニューをケータイ・デジカメで激写(だって、全部注文するわけにいかないんだも〜ん。メニュー上段をよく見ると左肩にフュージョン寿司と書いてあるでしょ)。その真下、光って見えませんが「キャタピラー」。アボガドとトビコでマヨネーズ味、じゃないかなと想像。その下、「ボルケーノー」。一見生ウニ風。こっち生ウニがないもんで、速攻頼んだら、わけのわからん辛い物体が乗っておりました。左下に「ホアグラ」なんつう名前が見えますが、ホアグラであるはずがありません!

メニュー下段は、その裏面。「新寿司」とうたっています。こちら、けっこう和風? 左下の「イカ天巻き」、右下の「鮭皮巻き」は、けっこうイケますよって、日本の回転寿司にあったりして。ちなみに、これらのメニューは、いまローカルお金持ちに大人気の「味彩」というレストランのもの。ほかにも、こうした「ジャパニーズ・フュージョン料理」出すとこ、いっぱいあります。和食レストランの名前ですが、経営者がこっちの人で、日本人をメインのお客にしない方針だと、こ〜なりますね。

でも、日本のみなさんだって、「カリフォルニア巻き」はもうすっかり定着したでしょ?それから、おにぎりのツナマヨ。ちなみに、こちらのローカルも含めて外人さんに超人気なのは、なんといってもサーモン握り。あれって、日本にもあるけど昔はなかったような気がします。

こんなもん、寿司じゃな〜い!責任者、出てこ〜い!って、怒ってみても始まりません。ラーメンだって、立派な「チャイニーズ・フュージョン料理」じゃないっすかぁ。どんなものでも、楽しんで食べてみる。これが正しいグルメ道。どうせなら、本場の「カリフォルニア巻き」を食べるツアーって、検索したけど、まだ出てないみたいですね。ど〜なの? そこんとこは。

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