というわけで、ティタちゃんであります。ほんとうはプトゥ・ムスティタ・サラスワティ(Putu
Mustita Saraswati)ちゃんであります。17才・高校生兼踊り子兼モデル。こっちにも出会い系サイトがあるようですが、インドネシア語が不自由な私としては、そんなところで女子高生をゲットできるはずもなく、某スパの撮影モデルとして来たところをつかまえちゃったのでありました。
で、こっちではご存じ
のように名前は基本的にワヤン、マデ、ニョマン、クトゥの4種類、別系統にプトゥ、カデ、コマン、クトゥ(これは同じね)があるのですが、全部で7コっきゃないんですぅ。で、恋人同士とか親しい友達の間では、ワヤンはヤン、マデ、カデはデ、ニョマン、コマンはマン、クトゥ、プトゥはトゥなんて、縮めて
呼んだりしてます。でも、なにしろ、この7種類しかないので、同じ名前がいっぱいになると、ミドルネームで呼んだりしますが、このミドルネームも後ろだ
けに省略したりしちゃいます。
で、今月のコは、ムスティタのティタちゃんなのでありました。あ〜しんど。わかりましたか?みなさん。さらにですね、この
ミドルネームというのは、ファミリーネームではないんですね。したがって、こっちには名字、姓というものがありません。これはジャワ人も同じ。じゃ、だれがだれの子供で、だれとだれが兄弟か、わかんないじゃん、ぬぁ〜んて思うでしょうが、いいんですぅ、いい加減で。なんでもキッチリしたいのは日本人だ
けなんですぅ〜。人類みな兄弟!ひとの妻もみんなの妻なの!って、それはないっすね。
だいたい江戸時代だって、庶民は名字がありませんでしたからね。結
局、名前なんて記号だし、権力の都合ってことじゃないっすか。そういえば、ケツメイシ。中国の薬草の名前からとったんですよ、知ってましたかぁ〜?
で、ティタちゃん。サーファーにはすでにおなじみ、サンセット・スポットとしても有名な断崖絶壁の上に建つウルワツ寺院のあるウルワツの出身です。寺院
近くには猿がいますが、かわいーい、という前にこの猿たちには要注意。サングラスやカメラ、アクセサリーなど、さっさと持ってかれちゃいますから、油断
しちゃいけません。でも、運がいいと係員が取り返してくれます(実は飼い馴らして仕込んでいるという説もあります。ちなみにそこから約10キロほど離れ
たニッコー・バリ・リゾートにも猿がしょっちゅう出現。こちらはニッコー猿軍団と呼ばれてますが、本家はご健在なんでしょうか)。
んなことはど〜でもいいんですが、ティタちゃんは現在、高校3年生。趣味はバリ舞踊と歌。特に踊りは4才のときから習っていたので、今ではホテルとかで
踊ったりしてます。バリにはバンジャールという村ごとの集会所みたいのがあって、そこでガムランとか踊りの練習をします。別に強制ではないので、子供が
全員踊りを習わなくてはならないということはなく、やりたい人だけ参加します。ティタちゃんも子供のときはバンジャールで練習しました。バンジャールでの踊りの練習は主に子供が中心ですが、大人用にサンガールと呼ばれる踊りのための学校もあります。現在はサンガールでレッスンを受けています。
さぁ、ティタちゃん、将来はバリ舞踊の名手となって世界へはばたけ!(ラップでもいいけどね)。
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