というわけで、また、インドネシア人のおバカちんがやっちゃいました。店長もちょうど、テロのあったクタ滞在中で、携帯が不通状態となりハラハラしましたが、無事が確認されました。こ〜ゆ〜パニック、災害時は携帯は繋がらずイライラするもんだと痛感しました。みなさんも気をつけてくださいね。
残念ながら日本人で犠牲になられた方がいらっしゃるようです。亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
(2005年10月2日 発信)
この日、10月1日はバリ在住日本人会主催の「盆踊り大会」がヌサドゥアのグランドハイアット(横の空き地)で開催中でした。なんで10月に盆踊りか?というと、こちらの日本人の方は多かれ少なかれ観光業界に関係しておりますので、ほんとうのお盆のときは忙しくって、そんなことはしていられないからです。また「なんでバリで盆踊りか?」といえば、日本人妻の子供たちがい〜っぱいいて、正しい日本の文化を伝え、あわせて現地の方たちとも交流したいという趣旨のもとに毎年開催されているのでありました。
で、そこには領事をはじめ、旅行会社、ホテルなど、ほとんどの在住日本人いたのですが、第一報が入ったものの、なにしろ携帯が通じません。バリ警察のおえらいさんもいたのですが、なかなか状況が把握できません(日本の警察だったら、すぐわかったでしょうが、なにしろバリですから...)。こちらでは、その日、ガソリンの値上げがありました。リッター2600ルピアが一気に4500ルピア(それでも40円くらいですが)という190%という値上げ率。これでは民衆が怒るのは当然で、ジャカルタなどではデモが行われておりました。
で、最初は、そのガソリン問題の暴動か?という観測が流れたのでありました。混乱を恐れ、盆踊りはそのまま続行して無事終了。で、近くの知り合いの家に行って、テレビを見て、はじめて爆弾テロと判明。これでバリ観光業界は、またまた壊滅とみんな肩を落としたのであります。ま、領事館スタッフ、旅行会社スタッフは、観光客の安否確認に朝まで奔走したのは言うまでもないでしょう。だいたい、インドネシアにはテロを起こすような明確な対立の構図というのがないんですね。しいていえば、イスラム対アメリカ、オーストラリア、貧困層のイスラム対富裕層。まして、バリでは、もうすでに1回経験して、ひどい目にあってますから、まさか!?という呆然自失状態というのが偽らざる気持ちです。
テロのあった、クタ・スクウェアは、HISのサービスカウンターやマタハリデパートなどがある。いちばんにぎやかな所。もう一カ所のジンバラン海岸は、南北2キロくらいの海岸で夕陽の名所。イカン・バカールというシーフードBBQの屋台をちょっと立派にしたようなレストランが建ち並ぶ、のどかな漁村といった趣のところでありました。なにも、そんなとこで爆弾テロなんて、やらなくてもいいじゃないかぁ〜! これじゃ盆踊りじゃなくてBOMB踊りだろぉ〜!とカンニング竹山のキレ芸になっちゃいます。ほんとに困った問題です。
困った問題といえば、ニセの義援金振り込め詐欺もサイト上で必ず発生しますので、義援金は必ず「バリ日本人会のサイト」で確認してくださいね。
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