と「こんなことがあるんじゃ、おちおち街を歩けないわよねぇ〜」って、何かが起こるたびにニュースで一般人がゆ〜じゃないぃ〜?あれは、ほとんどヤラセに近い誘導尋問、お約束のコメントですからぁ〜!
残念!切腹!!! というわけで、お騒がせいたしましたが
3年前の10.12第1回爆弾テロの慰霊祭も終了しバリは平穏を取り戻しました。。
(2005年10月17日 発信)
まぁ、観光業界というか、Mファンドみたいなビジネス優先の論理からいいますと、確かに今回の第2回爆弾テロの観光客キャンセルは、第1回のときに比べるとそれほどでもなく、なんとか持ちこたえられそうな感じです。もともと、11月、12月は観光客が少ないですからね。それに渡航危険度の引き上げもないので、旅行会社としてもバリ旅行をまだまだ販売できる状態にあるわけです。
渡航危険度って知ってますか?たぶんNHKのBSでやってると思うんですが「海外安全情報」というミニ番組がありまして、世界の地域別に「某国では、スリが頻発しているので注意してください」とか「現地人男性が日本への入国ビザ取得を目的に、結婚サギをやってる」とか、そんな情報を大まじめに報道しております。きっと外務省のホームページにも出てるでしょう。で、その外務省が発表する危険度が「渡航の是非を検討してください」っていうレベルになると、旅行会社としては、その国への旅行プランの販売を自粛しちゃうんですね。ちなみに、ハリケーンのアメリカ、地下鉄テロのイギリスに対しては「危険度」そのものが設定されていません。発展途上国への差別だと思いますが、小泉君にもいろいろ立場というものがあるんでしょう。
ビジネスを離れた問題としては、テロ集団が最近では組織のカタチをなしていなくて、かつてのオウムみたいにカルト的過激宗教集団化してるらしいんだそうです。ロンドンの地下鉄テロでは、すぐに模倣犯が現れたというではありませんか(爆竹程度の火薬しか持ってなかったそうです)。こうなると、通り魔とか改造エアガンとか同じことで、いつ、どこでテロが起きても不思議ではありません。通り魔とかロリコン犯罪では、何回も同じことを繰り返すから、つねに監視しようみたいな方向へいきましたが、容疑者の人権をど〜するんだ?という議論になりました。イスラムの場合も同じように、カルト的テロ集団を監視の対象にはするけど、イスラム国家インドネシアとしては「アメリカ対イスラム」という大枠の中では、捕まえて死刑!ってとこまでにはいかないらしいんです。ま、捜査能力という問題もありますけど。そこで、じっと耐えているのがバリ人です。だって、バリはヒンズーの島ですからね。
他人の家の庭で騒動を起こされて、これでは宗教戦争が始まっても不思議ではないのですが、そこは究極のスローライフ。一部の学生はデモをやったらしいんですが、鷹揚なもんです。ガソリンの値上げにも耐えております。そして、今回のテロが普通の一般人が立ち入れるところで起きたということは、他のホテルとか政府機関、白人の多く集まるところは、逆に警備が格段に向上していて、実行できなかったということであります。そんなわけで、通り魔の危険はありますが、バリは、まだまだ平和です。観光客に対する凶悪な犯罪や集団スリというよ〜な事件はありません(現地人男性が日本への入国ビザ取得を目的に、結婚サギをやってる、は、よくあります)。
どうぞ、今後ともバリをごひいきに。あ、豚肉を食べないカルト的イスラムが、トンカツ屋を狙ってるっていう情報は、ガセビアですから信じないよ〜に。
某和食レストランのメニュー。カツ丼は「チキン」ですから!

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