3月30日はニュピであります。
バリ・ヒンズー暦の元旦であります。


インドネシアは、世界最大のイスラム国家ではありますが、いちおうは宗教の自由が認められておりまして、バリ・ヒンズーをはじめ、キリスト教、仏教の祝日も用意されております。

で、最近になって「PLAYBOY」のインドネシア版を出すという話がもちあがり、イスラム主導陣から「あんな下品な雑誌はいかん!」という声があがり、「反ポルノ法案」というのが国会に提出されました。

いわく、人前でのキス禁止、へそ出し禁止等々、頭の固い年寄り連中が考えそうなことをすべて盛り込んだものでした。が、表現の自由を求めるゲージツ家のみなさんをはじめ、バリ島クタビーチの観光客はど〜するんだ?という意見から、パプア・ニューギニア(ここもインドネシア)原住民のペニス飾りはど〜するんだとか?とかいった、観光、民俗学からのツッコミも入り、なんだかなぁ〜の論戦が繰り広げられております。

ま、確かに違法ポルノとかあるんですけど、グローバル・スタンダードから言うとお笑いの域を脱せず、「PLAYBOY」インドネシア版もヌードはおろか水着ショットも掲載しないとか。そんなわけで、こっちに来る時「週刊現代」とか「週刊ポスト」持ってくると、税関の連中が喜びます。

私も、その昔、米版「PLAYBOY」のスミ塗りをなんとか剥がそうとしたものです。なつかしいなぁ〜。なつかしいなぁ〜といえば、このニュピですね。日本だって、各地で大きなお祭りがあって、季節の風物詩になっているじゃないですか。

ニュピ当日は明かり禁止、テレビまぁまぁ禁止、セックスそこそこ禁止、食事ちょっと禁止、外出厳禁、空港閉鎖と、ただ退屈な一日なのですが、前の日の大晦日に、オゴオゴという悪霊払いの大ハリボテが街を練り歩くんですね。

去年、おととしは爆弾テロのため中止。今年はやっと復活するようですが、村というか町内会から外に出ては行けない、というお達しが出ているようです。村対抗で酔っぱらいがケンカ始めちゃうんですよ。大晦日は年に一度の無礼講ですから、そ〜と〜に激しく酔っぱらい、そ〜と〜に激しくケンカするみたいです。見物の際には十分注意しましょう。

とうわけで、在住の裕福な外国人はホテルに逃げたり、ジャワ、ロンボクに逃げたりします。私もインドネシア第二の都市スラバヤにゴルフ&夜遊びツアーにいっちきます。

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