バリをどげんかせにゃあかん!
と緊急速報です。
バリ島で初めて鶏インフルエンザの死者が出ました。って、デンパサールやクタから西へ100km離れたヌガラという町の29才の女性だそうで、
2才の娘さんも似たような症状を起こしていますが回復に向かっているという話です。
(8/14)

なんと恐ろしいことに、これまで、インドネシア全体(って、バリから遠く離れたスマトラや西ジャワが中心ですが)では、世界最多の84人の方が、鶏インフルエンザで亡くなっております。でも、鶏から人への感染で、人から人への感染ではありませんので、よほど親しく濃密に、鶏と接触していなければ大丈夫。鶏肉料理も火を通せば安心。卵もナマでなければ安心です。で、今回の死者もデンパサールやクタから西へ100km離れた所ですので、どうぞ、日本のみなさま、あまり怖がらずにバリ島にお越しください。

だいたい、インドネシアをはじめ、東南アジアの国々、またアフリカ諸国の農村地帯では、み〜んな鶏飼ってますから。とくにイスラム圏は豚肉禁止ですから。それに、この豊かな自然があったら、野鳥だって、た〜くさんいますから、鶏インフルエンザの蔓延は防ぎようがありません。もし、人から人への感染が始まったら、この交通網の発達した世の中、いっぺんで世界中に広がっちゃいますから、世界中が危険地帯になるわけで、観光地だけでなく、ビジネス界においても大打撃となることは必至であります。

というわけで、心配性の日本のみなさん、大地震だっていつどこで起きるかわかりません。鶏インフルエンザも、いつどこで人から人へ感染し始めるかわかりません。備えあれば憂いなしですが、あんまし過敏にご心配なさらぬようお願い申しあげます。

で、こちら。その名も「ドリームランド」というウルワツ近くの広大なリゾート開発地。眼下はサーフィンのウルワツ・ポイントであります。絶景は絶景でゴルフ場も9ホールだけ開業しましたが、あとはど〜なるものかわかったっもんじゃありません。っていうのも、これは長期にわたって独裁政治を行ってきたスハルト時代の遺産でありまして、スハルト失脚後10年ほど、ほっぽらかしになってたんですが、ここに来て、ぼちぼち工事が再開したんです。いろいろ複雑な利権が絡んでおりまして、だれも手をつけないババ抜きのババみたいなもんで、私としては、こっちの行く末を心配してるとこです。

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