3月7日はニュピでありました。
ニュピといえばサカ暦の元旦でありまして、
バリの人々はもちろん、観光客も外出禁止、灯火厳禁。
なにしろ、空港まで閉鎖されちゃうスンゴイ日であります
(3/7、なんだけど更新遅れてすみません by nakaya)

もちろん、灯火がもれなければ家の中で、こっそりテレビを見ていてもいいわけなんですが、その準備で窓という窓をぜ〜んぶボール紙でふさいじゃいました。シロちゃんも不思議そうであります。

いつもにぎやかな家の前のワルンもこの通り。で、その前の晩=大晦日には、こうしたオゴオゴという張りぼて悪霊人形がパレードを繰り広げ、大いに盛りあがるわけです。

で・も・! バリ・ヒンドゥーの研究家の先生によると、このオゴオゴ・パレードは、本来の宗教儀式とは切り離されたもので、1980年代から本格化されたそ〜です。

って、町起こしか? それにしちゃ、外出禁止はないだろうって感じ。ま、本来の宗教儀式ムチャルも、ちゃんとやっているんで、矛盾はしないんでしょうけど、なんか腑に落ちないとこがバリですな。

そんなわけで、今年のニュピはスラバヤに逃げ出しました。すんまそん、ニュピの写真は去年のものでした。スラバヤはバリからジェットで35分。東ジャワ最大の都市。日本でいえば、大阪みたいな商都であります。スラはサメ、バヤはワニの意味なんだそうで、街の真ん中にサメとワニが戦ってる像が建ってます。

日本の企業もたくさん現地工場を持っていて、ヤマハのフォークギターなんかも、ここで作られてるんですよ。私の場合も仕事(って印刷屋探し)半分、ゴルフ半分の旅。
で、スラバヤ郊外にシドアルジョという町がありまして、3年前、天然ガスを試掘していたら、突然、超大量の泥が噴出してしまい、いまも止まっていないのであります。

しかたがないので、日本の大きな河川に見られる写真のような、土手というか堤防を作り、なんとか防いでいるところ。幸いなことに、この泥に毒性とか臭いはないんですが、家々はもちろん、高速道路や鉄道が飲み込まれちゃって、もうタ〜イヘン。専門家の判断では「泥火山」というらしいのですが、大自然の驚異には違いありません。

この様子は、グーグルアースでも見ることができます。南緯7度31分47秒、東経112度42分44秒。スラバヤの真南にありますので、探してみましょう。そんなわけで、ここはすっかり観光スポットと化し、入場料5000ルピアを取られてしまいました。











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